エコソイル工法について
エコソイル工法とは、生石灰(CaO)を主成分とする薬剤「スタビ」を汚染土壌に添加・混合攪拌することにより、土壌中の汚染物質を短期間で経済的に無害化処理する工法です。本工法は、近隣環境に配慮した土質改良機により狭い敷地でも、臭気、振動、騒音等の少ない現場処理が可能です。
エコソイル工法に適応する土壌汚染物質
ガソリン・軽油・灯油・重油・各種オイル等
すべての鉱物油
すべての鉱物油
油汚染土壌の掘削→現場での無害化処理→埋め戻し
本工法は、土壌改良機を使った現場処理が可能であり、さらに土壌の場外搬出・非汚染土壌の搬入を伴わない、経済的な施工ができることも大きな特徴です。


スタビとは…
生石灰(CaO)を主成分にその表面を脂肪酸で特殊コーティングした普通の生石灰とは異なる疎水性を有している処理剤です。
空気中の水分や水と接触しても反応が起こらないため保存や作業が簡単です。
スタビの成分組成
成分 | CaO | SiO2 | MgO | Fe2O3 | Al2O3 | その他 | 強熱成分 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
% | 96.40 | 0.52 | 0.58 | 0.09 | 0.12 | 2.29 | 1.75 |
かさ比重:1.45kg/リットル |
スタビの主成分は生石灰(CaO)ですが、水に投入しても水和反応を起こしません。スタビは疎水性を有しているためスタビ-Sは水面に浮くか塊となって沈み、スタビ-Gはそのまま沈みます。
適用用途
●油汚染土壌・オイルスラッジ(油膜・油臭の除去には多くの実績があります。)
●下水処理場の脱水処理された汚泥の再利用化
●河川・湖沼のヘドロの脱水処理及び再利用化
●畜産糞尿などの衛生管理の適正化及び再利用化