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スタビ無害化反応メカニズム

 生石灰(CaO)を主成分とする「スタビ」を油汚染土壌に添加・混合攪拌することにより、土壌中の油分を短時間で経済的に無害化処理します。混合後ただちに油膜・油臭の発生を防ぎ、油汚染対策ガイドラインにそって無害化します。無害化された土壌中の油分は、土中の微生物により分解作用がすすみ自然減衰されます。

スタビによる変質作用を使った無害化反応

スタビの基本構造

 スタビは主成分の生石灰(CaO)を脂肪酸で特殊コーティングした薬剤です。通常の生石灰と異なり、疎水性を有しているため、水や空気中の水分と反応を起こさず、保管が簡単で安全に取り扱えます。
反応前

1 吸着・吸収 物理作用

スタビスタビ
 油分はスタビの脂肪酸相に素早く溶け込む。その後、油と脂肪酸の混合物は、生石灰相へ浸透し吸収・吸着される。この時点で、油膜は解消する。
吸着・吸収

2 水和反応 生石灰→消石灰

スタビ土壌処理
 脂肪酸被膜の、油分と脂肪酸が混合した脆性(壊れやすさ)を帯びた部分や、攪拌時の摩砕によって被膜に傷ついた部分から生石灰面が露出し疎水性が失われ、水和反応が始まる。
水和反応

3 クラスター分解 油分→炭化水素

スタビスタビ
 水和反応の進行により、生石灰は消石灰の微細粒子(比表面積が3000倍以上)に変化する。これにより、スタビに吸着された油分クラスターも微細化し“油”としての性状は失われる。
クラスター分解

4 ポゾラン反応 安定化

 水和反応と並行し、スタビの主成分である生石灰は土中の水分、水溶性シリカ、アルミナとポゾラン反応を生じ、エトリンガイト針状結晶を生成する。この針状結晶は3次元的に成長し「籠状構造」を形成するため、油分由来の炭化水素は“籠”に強力に捕捉され、油臭は解消される。
ポゾラン反応

無害化 分解

 安定化、微細化した油分由来の炭化水素は酸化還元反応、生化学反応により最終的には二酸化炭素と水に分解される。
無害化

改質・無害化(油類)

 掘削された含油土壌を改質します。改質とは、油・ガス類の組成、性質を改良することです。油臭・油膜の原因となる含油土壌に「スタビ」を混合攪拌することにより、短時間で油臭・油膜を除去します。


改質(エコソイル工法)実験結果
油  臭 有    無
油  膜 有    無
ベンゼン(mg/l) 0.03    0.002以下

●ベトベトの油土壌も、反応後の土壌はサラサラの砂状 になります。
●反応後の物質内部では、安定した結晶鉱物が生成され 無害化・固定化が進みます。
●油成分は土中の微生物により、自然減衰します。
含油汚泥無害化された含油汚泥
含油汚泥